2024/07/22 06:37


はじめまして、ブーケデザイナーのRieです。


私がアーティフィシャルフラワーと初めて出会ったのは2018年頃のこと。


オランダの国家認定資格ダッチフラワーアレンジメントの先生と仕事で御縁があり、そのときにアーティフィシャルフラワーという言葉を教えていただきました。 


当時はアーティフィシャルフラワーという言葉は、まだメジャーじゃなかったようです。

その先生のブログや販売サイトではすでに「アーティフィシャルフラワー」というワードを使われていらっしゃいましたが、『同業の方には、アーティフィシャルフラワーという言葉を知ってるひとは少ないから、造花と言ったほうがいいよ、と言われたの』なんてことをお話になっていたことが印象に残っています。


先生と出会う前から、もともとお花のことに詳しくなりたいなぁなんて、ぼんやり思っていた私。まさか、こんな御縁からお花の世界に飛び込むなんて思ってもみなかった。


飾るスペースに合わせてデザインをオーダーしたことが先生との出会い。


ディスプレイの壁面やラウンジ、廊下、受付周りなどに季節に合わせてアーティフィシャルフラワーで装花アレンジをしていただくのですが、先生が作られる作品の美しさに毎回感動していました!


それから、先生にレッスンしていただくようになり、いつか私もお花の世界で…なんて考えるようになりました。


とはいえ、お花のお稽古ごとはお金もかかるし、それを仕事にするなんて難しいだろうな、と思っていたのですが、Instagramで偶然見つけたある方の投稿をきっかけに、本格的にお花のスクールに通うことに。

 

世間ではまだまだ外出もしずらい状況で、自由に外出するのも憚れるような時期。ずっと家に籠もる日々にうんざりしていたし、この機会を逃しちゃいけない気がする。


そんなことを考えに考えて、気づけば生徒募集開始日のその日、待ち構えてポチッと入学申し込みしました。


そのスクールでは『あなたが美しい、可愛いと思うブーケを束ねればいい。必ずあなたのブーケか好きと言ってくださる花嫁さまがいらっしゃる』という教えでした。


自分の好きなブーケを自由に束ねさせていただけて、自分好みのウェディングブーケが出来上がったときは、本当に幸せな気持ちになりました。


一方で、次第に私のお花のデザインが本当にこれで良いのかと迷い、迷走するようになりました。


小さな頃からピアノやダンスを習ってきたため、仕事でもお稽古ごと、何であっても基礎があってこそ、という考えが強く、もっと深いところで【基本】をしっかり身に着けることがお客様の信頼に繋がる、と考えました。


そのため、スクールを卒業してからも、スキルアップのために今でも生花レッスンや、アーティフィシャルフラワーのレッスン受講を継続しています。



アーティフィシャルフラワーを使ったアレンジメントとの出会いにより、私のライフスタイルも大きく変わりました。


数々のデザイナーが溢れる中、私のブーケを気に入り、手にしてくださる方がいらっしゃることが本当に嬉しいです!


2018年にお花の先生と出会ったことで、人との出会いを大切にし、心からもてなす精神を教えていただきました。

私もご注文いただくお客様との御縁を大切にし、これからも人生の大切なシーンに彩りを添える素敵なブーケを束ねていきます。