2024/07/22 06:37
はじめまして、ブーケデザイナーのRieです。
私がアーティフィシャルフラワーと初めて出会ったのは十数年前のこと。
オランダの国家認定資格ダッチフラワーアレンジメントの先生と仕事で御縁があり、そのときにアーティフィシャルフラワーという言葉を教えていただきましたが、当時はアーティフィシャルフラワーという言葉は、まだメジャーじゃなかったようです。
先生のブログや販売サイトではすでに「アーティフィシャルフラワー」というワードを使われていらっしゃいましたが、『同業の方には、アーティフィシャルフラワーという言葉を知ってるひとは少ないから、造花と言ったほうがいいよ、と言われたの』なんてことをお話になっていたことが印象に残っています。
きっかけは、オフィスラウンジに飾るスペースに合わせてデザインをオーダーしたことが先生との出会い。
壁面ディスプレイやラウンジ、廊下、受付周りなどに季節に合わせてアーティフィシャルフラワーで装花アレンジをしていただく方を探し、富山県の方のホームページに辿りつきました。オフィスの写真をお送りしたところ、「すごく素敵な場所なので、できれば現地に行って実際に場所を確認したほうがよい。関西に知り合いがいるので、その方に仕事を引き受けてもらえるか聞いてみる」とのことで先生を紹介していただきました。さっそく先生にオフィスに来ていただき、年に3~4回季節にあわせてディスプレイしていただくことになりました。このことがきっかけに、先生にクラブ活動でお花を教えていただいたり、先生宅に伺ってお花のレッスンを受講するようになりました。
先生が作られる作品の美しさに毎回惚れ惚れして、いつか私もお花の世界で…なんて考えるようになり・・・私の趣味のお稽古ごとの一つにしようかな~なんて考えたものの、お花のお稽古ごとはお金もかかるし、それを仕事にするなんて難しいだろうなと。
ところがコロナ禍にInstagramで偶然見つけたある方の投稿をきっかけに、本格的にお花のスクールに通うことを決めました。
世間ではまだまだ外出もしずらい状況で、自由に外出するのも憚れるような時期。ずっと家に籠もる日々にうんざりしていたし、この機会を逃しちゃいけない気がする。そんなことを考えに考えて、気づけば生徒募集開始日のその日、待ち構えてポチッと入学申し込みしました。
昔からお花のことに詳しくなりたいなぁなんて、ぼんやり思っていた私。まさか、こんな御縁からお花の世界に飛び込むなんて思ってもみなかった。
そのスクールでは『あなたが美しい、可愛いと思うブーケを束ねればいい。必ずあなたのブーケが好きと言ってくださる花嫁さまがいらっしゃる』という教えでした。
自分の好きなブーケを自由に束ねさせていただけて、自分好みのウェディングブーケが出来上がったときは、本当に幸せな気持ちになりました。一方で、次第に私のお花のデザインが本当にこれで良いのかと迷う毎日。
小さな頃からピアノやダンスを習ってきたため、仕事でもお稽古ごとでも何であっても、基礎があってこそ、という考えが強く、もっと深いところで【基本】をしっかり身に着けることがお客様の信頼に繋がる、と考えスクールを卒業してからも、スキルアップのために今でも生花レッスンや、アーティフィシャルフラワーのレッスン受講を継続しています。
アーティフィシャルフラワーを使ったアレンジメントとの出会いにより、私のライフスタイルも大きく変わりましたし、仕事を通じてお花の先生と出会ったことで、人との出会いを大切にし、心からもてなす精神を深く教割ったと思います。
私もご注文いただくお客様との御縁を大切にし、これからも人生の大切なシーンに彩りを添える素敵なブーケを束ねていきます。
私のブーケを必要としてくださる花嫁さま、お客さまに届きますように!